園児や職員が行事等で着用するユニフォームをリニューアルしました。
Tシャツとポロシャツの2種類があり、表の左胸には「つくし」を表す漢字やローマ字をあしらったロゴ、背中には「つくし」と「恐竜」が並んでいるシンボルマークが描かれています。
なぜ「つくし」と「恐竜」が一緒に?と思われるかもしれませんが、これには深い意味があるのです。
3月23日の佐賀新聞電子版に、 <生き物ヒトとなり>(101)スギナ(ツクシ) 恐竜時代を生き延びた春の風物詩(佐賀大学農学部徳田まこと教授) という記事が、それを教えてくれます。
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1214336
多くの読者はツクシ(土筆)とスギナ(杉菜)が同じ植物ということをご存じではないかと思う。植物としての正式な和名はスギナであり、胞子を飛ばすため、葉に先んじて伸びてくる胞子茎(けい)とその先端の胞子嚢(のう)の部分が、いわゆるツクシである。スギナは、トクサ目トクサ科のトクサ属に含まれる植物であり、一定間隔で節のある茎が特徴的である。・・・約3億年前の石炭紀には、トクサ目はこの地球上で大繁栄をしていた。そして、現生のトクサ属は、この石炭紀の時代からの生き残りと考えられている。つまり、トクサ属の植物は、この惑星で恐竜が誕生するよりも前から存在しており、恐竜が絶滅した時代を生き延びて現在に至っている。
小島 よしお・ 稲垣 栄洋『最強無敵の雑草たち-10歳から学ぶ 植物の生きる知恵-』 (2023)にもこのことが取り上げてあります。